こんな方におすすめ
- オイカワの生態が知りたい
- オイカワ釣り方が知りたい
- オイカワの飼育方法が知りたい
- オイカワの食べ方が知りたい
本記事を書いている「ひで」 釣り歴20年のビギナー。物心ついたときには釣り竿が友達。 大学4年生の時に釣りが好きすぎて、車で四国へ。車中泊をしながら四国1周の釣り旅に行く。 現在は都内中心で釣りをしています。
では、早速ですが内容に入っていきます!
目次の好きなところからお読みください!
オイカワとは?生態を紹介
正式名称はオイカワになります。コイ科ダニオ亜科オイカワ属にあたります。
地域によって呼び方が異なり、ハヤ・ヤマベ(関東)、ハエ・ハイ・ハス・シラハエ(関西)などたくさんの名前があります。
名前を覚える際は「オイカワ」でOKです。
体調は成魚でも15cm前後の小魚です。
普段はオス・メス共に銀色ですが、繁殖期になるとオスの体に婚姻色が見られます。
また、オスの尾びれはとても長いので見分ける際のポイントにしていただけたらと思います。
生息場所
オイカワの生息場所は関東以西でしたが、アユの放流に紛れて各地の川に放流されている影響で今では本州全域でその姿が確認されています。
国外では台湾、中国南部、朝鮮半島に分布しています。
川の中流~下流域、湖沼と広い場所で見ることができます。
産卵・繁殖時期・寿命は?
オイカワの産卵・繁殖時期は5月~8月で、流れが緩やかな浅瀬で砂礫で産卵します。
卵から孵化までは2~4日かかり、孵化後は5mm程ととても小さいです。
成魚になるまでは2~3年ほどかかります。1年目は6~10cm、2~3年目で10~13cmといったような具合です。
寿命は3~5年ですので、成魚になった後は1~2年で力尽きます。
成魚になっても外敵は多く、ウナギ、ナマズ、ハス、水鳥の捕食されしまうことことがあります。
釣れる時期
オイカワは年間を通して釣ることができますが、釣りやすい時期は7~10月頃です。
私はよく東京の多摩川で釣りをしていますが、秋になると13cmほどの成魚がよく釣れます。
特に雨上がり後で水が濁っていて流れの緩い場所だと入れ食い状態になったりします。
冬に釣る場合は、タナを深めにして深層を狙うと釣れやすくなります。
オイカワ(オス・メス)とカワムツ(オスメス)の違い
オイカワと似ている魚でカワムツという魚がいます。
体系、体長は似していますがオイカワとカワムツは下記の画像ように顔に違いがあります。
また、オイカワは冬になると銀色になり、模様が消えますので違う魚と間違えないようにしましょう!
左:オイカワ雌
右:オイカワ雄(産卵期で婚姻色が付いている)
3匹の魚体を見比べると別の魚にも見えてしまいますが、全部オイカワです!
冬のオイカワ
左:カワムツ雌
右:カワムツ雄(産卵期で婚姻色が付いている)
カワムツには真ん中に線がありますが、オイカワにはありません。結構分かり易い違いですね。
出典:日本淡水魚愛護会
オイカワの仕掛け
オイカワの仕掛けはエサ釣りと毛ばり(虫のように見せる針)の2通りがあります。
釣りを始めたばかりの方はエサ釣りから入ることをオススメします!
では、早速仕掛けについて紹介していきます。
オイカワ仕掛け①(エサ釣り編)
オイカワはそこまで難しい釣りではないですが、ハリの大きさだけ注意するようにしましょう。
見た目の通り小魚ですので、大きいコイやフナ針だと釣れにくいです。
針の大きさはタナゴ針やアカムシ用の針だと小さめでオススメです。
下記に竿からエサまで網羅的に紹介していますが、全体的に高価な仕掛けは不要です。
竿:1.5m~3.6m 針:タナゴ針(ハリス0.3号) 道糸:0.3~0.4号 ウキ:玉ウキ3~5号(唐辛子ウキでもOK) エサ:サシ・ミミズ・アカムシ・練りエサ
針、道糸、ウキセットで買うならこれで充分です。
オイカワの仕掛け②(毛バリ編)
オイカワの仕掛けには下記の毛ばりを使った釣法があります。
のべ竿にくっつけて流すだけで釣れる優秀な仕掛けです。
下記の仕掛けを使う際にポイントが2つあります。
ココがポイント
□比較的浅い流れがある場所を選ぶ
□仕掛けはピンとまっすぐになるように流す
浅い場所の方がオイカワがエサを見つけやすく、流れてくるムシをエサにしている魚体が多いためです。
また、仕掛けをピンと張るという点でも流れが必要となります。
オイカワの釣り竿
釣り竿の長さは場所にもよりますが、川幅が5m以上あり、大人の方が使うのであれば2.7~3.6m位が良いかと思います。
川幅が5m未満であればそれ以下のサイズでも問題ないです。
また、小学生以下の子供が使う場合は1.5m~2.4mの竿にするとコントロールしやすいかと思います。
長すぎると重くて疲れるので、子供には短めのを買ってあげましょう。
※毛ばり仕掛けにする場合、仕掛けが長くなるので3メートル以上をオススメします。
値段は1,000円~1,500円位あればそこそこまともなのが買えます。
こんな感じので良いかと思います。
上記の竿なら2.1~3mの間で長さを選んで注文することもできます。
オイカワのエサ
エサは何でも食べますが、サシがベストですね。
赤虫やミミズでも釣れますが、個人的な実績としてはサシ一択です。
アカムシだと針を飲み込まれたりする可能性もあるので、オイカワ専門で釣るならあまりオススメはしません。
虫エサに抵抗がある方には練りがオススメです。
練りエサを付けるといってもほんの少し、5mmくらいの団子にして付けると良いです。
練り餌さの小物ならグルテン。
集魚力が違うのと、8袋の小分けになっているので、使い勝手がとても良い!
オイカワの釣り方・コツ
オイカワの仕掛けが分かったところで釣り方のコツについて解説していきます。
今回はエサ釣りの場合を紹介していきます。
タナ(ウキ下)を測る
ウキ下は場所によりますが、川や池、沼であれば水深1メートルのところでウキ下は40~50cm程。(釣れない場合は深くしてみてください)
他の雑魚よりは表層にいるので、上から探っていくと釣果に結びつきやすくなります。
流れがある場所ほど表層でエサを取る傾向があります。
※タナはここは絶対という場所はないので、魚がいるのに釣れなければ調整しましょう。
ウキが横や上下に動いたら合わせる
当たりの判断としてはウキが上下左右に大きく動いたタイミングで合わせるようにしましょう。
コツコツというあたりだけだとエサを突いているだけの可能性があるので、早合わせは禁物です!
釣れたオイカワを飼育するには?稚魚の育て方
オイカワを飼育する場合に必要な物をまとめました。
買った方が良いものがイメージできるようにリンクも貼ってあるので、参考にしてみてください。
※4,5は無くてもOK。
オイカワを飼育する水槽
オイカワを飼う量にもよりますが、30cm規格の水槽でオイカワ4~5匹。
60cm規格の水槽で8~10匹を目安とすると良いかと思います。
これ以上の飼育も可能ですが、魚が多いと硝酸塩(魚に有毒性のある汚れ)が蓄積されやすいのでオススメしません。(水槽内で喧嘩したりもします。)
どうしても一度に多くの魚を飼いたい場合は、「水槽を広くする」「水をこまめに変える」「水草を植える」といった対策が必要です。
一応参考までに水槽のリンクも貼っておきます。下記の水槽で5匹くらいです。
オイカワのエサ(家で飼育の場合)
家で飼育する場合はメダカ・小さめの金魚のエサをオススメします。
大きい粒の金魚・コイのエサはオイカワには大きく食べれない場合があるのでオススメしません。
また、食べ残ったエサは水質汚染にも繋がるので最初は少量のエサを少しづつ与えると良いです。
野生の魚は慣れるまで食事をしない場合がありますので、最初は少量と守りましょう。
オイカワは通販でも購入可能
釣りに行く時間が無いけどオイカワを飼育したいという方は通販で購入すると良いかと思います。
1匹1300円程で送料に1000円程度必要です。(高い!w)
節約したい方は是非釣りに行きましょう!釣れる場所であればたくさん釣れますよ!!
オイカワを食べるなら塩焼きが一番!
オイカワはどこでも釣れるので、食用としてはあまり意識されていませんが、食べると美味しい魚でもあります。
料理料理方法は塩焼きやフライにされることが多いです。
海の魚のようにウロコ処理の必要が無いので、魚を捌く手間が無いのも良いところですね。(内臓は取った方が美味しく食べれる)
ちょっと試してみたいという方は数匹持って帰って食べてみると良いかと思います。
まとめ:オイカワは釣っても飼育して食べて楽しい!
オイカワは初心者に釣りやすい魚ですが、釣った後は食べても飼育しても楽しい魚です。
近くの川でオイカワが釣れるのなら是非、オイカワ狙いで釣りを楽しんでみてくださいね!
オイカワの仕掛け
竿:1.5m~3.6m 針:タナゴ針(ハリス0.3号) 道糸:0.3~0.4号 ウキ:玉ウキ3~5号(唐辛子ウキでもOK) エサ:サシ・ミミズ・アカムシ・練りエサ