タモロコの釣り方【仕掛け・飼育方法・食べ方も紹介！】

では、早速ですが内容に入っていきます！

目次の好きなところからお読みください！

タモロコとは？生態を紹介

正式名称はタモロコになります。コイ科モロコ亜科タモロコ属にあたります。

田んぼで多くみられることから田モロコ→タモロコと今の名前になりました。

地方によって呼び方が異なり、カギバヤ(静岡)、ジモロコ(琵琶湖)、スジモロコ(関西)、ミゾバエ(中国地方)などたくさんの名前があります。

名前を覚える際は「タモロコ」、もしくは「モロコ」でOKです。

体調は成魚でも10cm前後の小魚です。魚体はスマートですが、口ひげが付いています。

生息場所

タモロコの生息場所は関東以西でしたが、今では本州全域でその姿が確認されています。

比較的淀んだ水質を好み、川の中流～下流域、湖沼、池の中層～低層の草陰や岩陰に生息しています。

産卵・繁殖時期・寿命は？

タモロコの産卵・繁殖時期は4月～7月で、卵を水草や根に産み付けてから1週間程で孵化します。

孵化後は2~3日で卵黄を体に吸収します。成魚の魚体になるまではおおよそ1年ほどですので、成長が早い魚です。

寿命は3年程と短いですが、飼育されているものだと4~5年生きる魚体もいます。

釣れる時期

タモロコは年間を通して釣ることができますが、釣りやすい時期は4~10月頃です。

冬に釣る場合は、大きな石やテトラポットの影に潜んでじっとしているので、大きな石の周りを狙うと釣果を上げやすくなります。

タモロコとホンモロコ、アブラハヤの違い

タモロコと良く似ている魚でホンモロコ、アブラハヤという魚がいます。

体系、体長は似していますがタモロコとホンモロコは下記の画像ように顔に違いがあります。

出典:日本淡水魚愛護会

また、タモロコとアブラハヤは鱗に違いがあり、アブラハヤの鱗はカナリ細かく、表面もヌルヌルと油のような触り心地です。

≫アブラハヤの釣り方【仕掛け・飼育方法・食べ方も紹介！】

タモロコの仕掛け

タモロコを専門で狙う方は少ないので、釣り具屋さんでも専門の仕掛けはありません。

タモロコはそこまで難しい釣りではないですが、ハリの大きさだけ注意するようにしましょう。

見た目の通り小魚ですので、大きいコイやフナ針だと釣れにくいです。

針の大きさはタナゴ針やアカムシ用の針だと小さめでオススメです。

下記に竿からエサまで網羅的に紹介していますが、全体的に高価な仕掛けは不要です。

針、道糸、ウキセットで買うならこれで充分です。

重要な竿とエサについては下記で詳細について解説していきますね。

タモロコの釣り竿

釣り竿の長さは場所にもよりますが、川幅が5m以上あり、大人の方が使うのであれば2.7~3.6m位が良いかと思います。

川幅が5m未満であればそれ以下のサイズでも問題ないです。

また、小学生以下の子供が使う場合は1.5m~2.4mの竿にするとコントロールしやすいかと思います。

長すぎると重くて疲れるので、子供には短めのを買ってあげましょう。

値段は1,000円～1,500円位あればそこそこまともなのが買えます。

こんな感じので良いかと思います。

上記の竿なら2.1~3mの間で長さを選んで注文することもできます。

タモロコのエサ

エサは何でも食べますが、サシかアカムシがベストですね。

タモロコが食べやすいサイズのエサなので、ハリ掛かりが良く、突かれてもすぐに落ちることはありません。

虫エサに抵抗がある方には練りがオススメです。

練りエサを付けるといってもほんの少し、3mm~4mmくらいの団子にして付けると良いです。

ミミズでも釣れますが、エサが大きいと針掛かりせずに口で突かれるだけなので、タモロコを専門に狙うのであればあまりオススメしません。

練り餌さの小物ならグルテン1択。

集魚力が違うのと、8袋の小分けになっているので、使い勝手がとても良い。

さすがマルキューさん。笑

タモロコの釣り方・コツ

アブラハヤの仕掛けが分かったところで釣り方のコツについて解説していきます。

早速ですが、順に紹介していきますね。

タナ(ウキ下)を測る

ウキ下は場所によりますが、水面に近すぎるのはNGです。

川や池、沼であれば水深1メートルのところでウキ下は70cm程。

底から20~30cmあたりが良いです。

※タナはここは絶対という場所はないので、魚がいるのに釣れなければ調整する必要があります。

ウキが横や上下に動いたら合わせる

当たりの判断としてはウキが上下左右に大きく動いたタイミングで合わせるようにしましょう。

コツコツというあたりだけだとエサを突いているだけの可能性があるので、早合わせは禁物です！

釣れたタモロコを飼育するには？稚魚の育て方

タモロコを飼育する場合に必要な物をまとめました。

買った方が良いものがイメージできるようにリンクも貼ってあるので、参考にしてみてください。

タモロコを飼育する水槽

アブラハヤを飼う量にもよりますが、30cm規格の水槽でタモロコ4~5匹。

60cm規格の水槽で8～10匹を目安とすると良いかと思います。

これ以上の飼育も可能ですが、魚が多いと硝酸塩(魚に有毒性のある汚れ)が蓄積されやすいのでオススメしません。(水槽内で喧嘩したりもします。)

どうしても一度に多くの魚を飼いたい場合は、「水槽を広くする」「水をこまめに変える」「水草を植える」といった対策が必要です。

一応参考までに水槽のリンクも貼っておきます。下記の水槽で5匹くらいです。

タモロコのエサ(家で飼育の場合)

家で飼育する場合はメダカ・小さめの金魚のエサをオススメします。

大きい粒の金魚・コイのエサはタモロコには大きく食べれない場合があるのでオススメしません。

また、食べ残ったエサは水質汚染にも繋がるので最初は少量のエサを少しづつ与えると良いです。

野生の魚は慣れるまで食事をしない場合がありますので、最初は少量と守りましょう。

タモロコは通販でも購入可能

釣りに行く時間が無いけどタモロコを飼育したいという方は通販で購入すると良いかと思います。

1匹300円程で送料に1000円程度必要です。(ちょっと高いw)

節約したい方は是非釣りに行きましょう！釣れる場所であればたくさん釣れますよ！！

タモロコ料理は何が良い？味は苦め？

タモロコは食用としてポピュラーではありませんが、佃煮や唐揚げ、塩焼きや甘露煮といったように様々な食べ方があります。

小魚全般に言えますが、内臓を取らないと結構苦いですし、寄生虫がいる可能性もあるので下処理は重要です。

しっかり内蔵を取ってショウガやニンニクベースの味付けで唐揚げや塩焼きにすれば良いつまみになります。

また、佃煮や甘露煮で少し甘く味付けすることで苦さと甘みがご飯を進めさせてくれますよ！

まとめ：タモロコは釣っても飼育して食べて楽しい！

タモロコは初心者に釣りやすい魚ですが、釣った後は食べても飼育しても楽しい魚です。

近くの川でタモロコが釣れるのなら是非、タモロコ狙いで釣りを楽しんでみてくださいね！

タモロコの仕掛け